大峰山の山伏が参集しての大護摩供は、節分祭等、時の流れの節ごとに行われます。
月の始まりの節月と、月の中間点の中気を合わせて二十四節気といいます。
太陽の動きから割り出していますが、現在使われている暦とは一致しません。
現在の暦は時間を中心に計算しています。
それに対し二十四節気は、太陽の道=黄道を12等分しています。
地球の軌道はだ円ですから位置によって速度が変わります。
夏は同じ角度を移動するのに時間が長くかかり、冬は短くなります。
この差が数日のズレを生じています。
西洋占星術の星座も二十四節気と同じような区分方法を使用しています。
西洋では中気の方で区切っていますので、各星座の該当範囲が現在の暦の20日前後で切り替わります。
表の赤字の部分「立」の付く立春、立夏、立秋、立冬の四つが四季の転換点です。
この四つを四立といいます。
節気の各名称は、2000年以上前の華北の気候に基づいて名付けられたものなので、日本の気候とは少し感じがズレます。
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